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静電方式を用いた銀のマイクロパターンを製作

Qingdao University of Science and Technologyの研究グループが、静電方式を用いた銀のマイクロパターンを製作しました。

この研究成果は、IOP Conference Series: Materials Science and Engineeringに掲載されています。


この記事は下記論文の紹介記事です。

論文:

Lv, H., and X. Wang. "Fabrication of Ag micro-patterns by electrohydrodynamic jet printing." IOP Conference Series: Materials Science and Engineering. Vol. 668. No. 1. IOP Publishing, 2019.


電気流体力学ジェット(e-jet)印刷は、積層造形分野における迅速な製造方法であり、金属からポリマーまで多くの種類のマイクロナノ構造を生成できます。


e-jet印刷には、迅速な製造、低コスト、マスクなし、パターンのバリエーションなど、多くの利点があります。したがって、ガラス、フレキシブルフィルム、シリコン上に多くの機能構造を作成できます。


従来の製造方法と比較して、e-jet印刷は、電子センサー、バイオセンサー、および回路基板に大きな可能性がある微細構造を生成するための環境に優しいアプローチです。

多くの応用が期待される中、印刷された金属構造を用いた展開の1つが放射線遮蔽です。


このような背景から同研究グループは、ドット、線、その他のデザインされたパターンの銀の微細構造をe-jetによって製造し、X線吸収効果を確認しました。




同グループは、印刷結果のサイズに対する電圧、パルス幅、周波数、シフト速度、スタンドオフ距離の影響について調査しました。

また、作製した多層銀線は、X線の良好な吸収を示し、大幅な放射線減衰効果をもたらしています。


今回作製した銀の構造物は、電子機器や回路基板の放射線遮蔽に適しているとのことです。


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