Otto von Guericke UniversityとUniversity Stuttgartの研究グループが、積層炭素繊維強化プラスチック(CFRP)にひずみゲージを印刷によって統合しました。
この研究成果は、Journal of Machine Engineeringに掲載されています。
この記事は下記論文の紹介記事です。
論文:
Misch, Sandra, Florian Welzel, and Hans-Christian Möhring. "Integrated strain gauge printing in a CFRP structure." Journal of Machine Engineering 19 (2019).
今日、様々な印刷技術の発展により、プリンテッドエレクトロニクスへの関心が高まっています。
特に印刷したセンサーの活用は、様々な基板に対してなされており、アルミニウムシート成形から医療部品まで、幅広い用途で使用が試みられています。
このような背景から、同研究グループは、ひずみゲージを積層炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の構造に印刷によって統合しました。
印刷による重量の変化はわずかであるため、センサーを追加することによる外乱を最小限に抑えることができます。
同グループは、作製したひずみゲージの印刷方向の向き、繰り返し印刷の影響、印刷中のオーバーラップ、およびCFRPプレートでのその後の積層に関する研究を行いました
研究の結果、ひずみゲージの向きが測定する抵抗に影響することが示されたとのことです。
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