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セメントモルタル粉末を用いた3D造形の基礎評価

University of Technology SydneyとSwinburne University of Technologyの研究グループが、構造用セメントモルタル粉末を用いた3D造形の基礎評価を行いました。

この研究成果は、Automation in Constructionに掲載されています。


この記事は下記論文の紹介記事です。

論文:

Shakor, Pshtiwan, et al. "Dimensional accuracy, flowability, wettability, and porosity in inkjet 3DP for gypsum and cement mortar materials." Automation in Construction 110 (2020): 102964.



インクジェット(粉末ベース)3D印刷は、広く使用されている一般的な技術であり、さまざまな粉体材料を使用して広範囲の試験片を印刷するのに適用できます。


同研究グループは、市販の石膏パウダー(ZP 151)の代わりにカスタムメイドのパウダーを使用した建設用途向けのインクジェット3DPテクノロジーに関して調査しました。


本件きゅでは、粉末流動性、湿潤性、粉末床の多孔性、および3DP試験体の見かけの多孔性に関して、ZP 151とCP(カスタムメイドの構造用セメントモルタル粉末)の違いに対処することを目的としています。


インクジェット3Dプリンターを使用した実験結果により、ZP 151はCPパウダーと比較して安静角が小さく、接触角が大きく、パウダーベッドの気孔率が著しく低いことが確認されました。

さらに、ZP 151を用いて印刷された試験片は、CP試験片に比べて見かけの気孔率が低くなります。

各粉末の濡れ性は接触角ゴニオメータを使用してテストされ、粉末流動性テストのためにオプトロニスカムレコーダは800 x 600ピクセルの解像度の画像で1000 fpsの撮影速度で観察しました。

さらにかさ密度テスターを使用して、印刷された試験片の見かけの多孔度を確認しています。

そして、印刷手順の詳細と印刷された標本の寸法精度についても評価しています。




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