バインダージェッティング法による3DプリンターメーカーであるExOne社は新たな印刷可能材料としてステンレス304Lが対応可能になったことをアナウンスしました。
この記事は下記プレスリリースの紹介記事です。
プレスリリース:
ExOne社は粉体にバインダーを滴化して造形物を形成するバインダージェッティング法を用いた3Dプリンター装置メーカーです。
ExOne社は、ペンシルベニア州ノースハンティンドンの生産サービスセンターを通じて印刷可能材料としての304Lステンレス鋼のリリースを発表した。
304Lは最も一般的に使用されるステンレス鋼であり、高い耐久性、耐腐食性、および低コストのために、幅広い産業分野での用途に適しています。一般的なアプリケーションには、家電、海洋、医療、台所用品、ファスナ、熱交換器などのコンポーネントがあります。
SUS304LはExOne社によって提供される最新の高密度、単一合金材料とのことです。
ExOne社3Dプリンターが用いているバインダージェッティング法は、従来の製造方法では作成できない複雑な部品を3D印刷することができます。
ExOne社のCTO(最高技術責任者)であるRick Lucas氏は、「304Lのリリースは、産業アプリケーション用の金属部品の3D印刷におけるExOneのリーダーシップを実証しています。304Lは、数多くの業界で使用される高密度の単一合金部品を製造するために使用されている当社のバインダージェット3Dプリンタのもう1つの例です」
と述べています。また、「金属射出成形業界で使用されているものと同じ金属粉を使用することにより、 MPIF(Metal Powder Industries Federation)Standard 35に適合し、パウダーベッドの融合技術などの他の3D技術を使用して製造された部品よりも大幅にコストが低い材料を迅速に開発することができます。 」と述べています。
#バインダージェッティング #3D造形
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