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3D印刷により薬剤濃度の異なる錠剤を作製し薬物負荷効率を評価

University of Connecticutの研究グループが3D印刷により薬剤濃度の異なる錠剤を作製し薬物負荷効率を評価しました。

本研究成果は、International Journal of Pharmaceutics 584 (2020): 119430に掲載されています。


この記事は下記論文の紹介記事です。

論文:

Sen, Koyel, et al. "Formulation design for inkjet-based 3D printed tablets." International Journal of Pharmaceutics 584 (2020): 119430.


同研究グループは、インクに医薬品有効成分(API)を組み込み、そのインク溶液の印刷適性を定量化することにより、バインダージェット3D印刷プロセスを使用して薬物負荷効率を評価しました。


インク設計を行う上で、無次元パラメーターOhnesorge数は、インクソリューションの印刷適性特性を理解するために計算されました。

熱分析と公定試験を使用して、原材料と印刷された錠剤の予備処方調査も実施されました。


印刷された錠剤の大まかな特性は、重量変動、硬度、崩壊、およびサイズに関して評価されました。

この研究では、塩酸アミトリプチリンをモデルAPIと見なしています。


4つの濃度のAPIインク溶液(5、10、20、40 mg / mL)を使用して、同じ形状となる錠剤を印刷しました。


研究で使用された混合物は同じに保たれ、ラクトース一水和物、ポリビニルピロリドンK30、およびリン酸二カルシウム無水物で構成されています。

調査の結果確認されたされた最小薬物負荷は30μgで、最小変動(RSD)は<0.26%でした。

錠剤表面および印刷された錠剤全体でのAPIの分布は、SEM-EDSを使用して観察されました。

対照的に、印刷された錠剤のマイクロCT画像は、錠剤の多孔性表面構造を示していました。

印刷された錠剤の即時放出特性は、改良されたUSP装置IIでの溶解試験を使用して決定されました。


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