top of page

>

気泡と油滴の付着プロセスを調査

East China University of Science and Technologyの研究グループが気泡と油滴の付着プロセスを調査しました。 本研究成果は、Chemical Engineering Science (2020): 115740に掲載されています。 この記事は下記論文の紹介記事です。 論文: Yan, Shenglin, et al. "Drop attachment behavior of oil droplet-gas bubble interactions during flotation." Chemical Engineering Science (2020): 115740.

浮選は,硫化鉱物に対する選鉱法として,もっとも重要な分離技術であるばかりでなく,酸化鉱物,炭酸塩鉱物,石炭,製錬からみ(鍰)などに対する分離技術としても,広く応用されている技術です。 (浮遊選鉱とは、採掘・砕石し細かくなった鉱物を界面活性剤などの化学薬品とともに水槽に投入したあと、泡を発生させ、泡と共に浮上する物と沈む物で分けることで有用な鉱物を収集する選鉱の一種 by wikipedia) 浮選において発生しているプロセスである、気泡と油滴の間の付着プロセスは興味深い現象です。 同研究グループは、上記の気泡と油滴の付着プロセスを実験的および理論的に調査しました。 本研究の中で、気泡への油滴の付着過程について詳しく調査しています。 調査の結果、泡の表面での油膜の広がりが、広がり段階での油滴全体の広がりに先行することを確認しました。 フィルムの排水段階では、オイルの拡散係数の低下、気泡のサイズとオイルの粘度の増加に伴って誘導時間が増加します。このうち、オイルの液滴の粘度の影響が最も顕著です。 さらに、拡散段階では、油滴は気泡上で急速に拡散し、拡散時間も、油拡散係数の減少、気泡/液滴サイズおよび油粘度の増加に伴って増加します。 #油滴 #気泡 #付着

閲覧数:33回0件のコメント

最新記事

すべて表示

Comentarios


bottom of page