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傾斜した基板への液滴の衝突過程を分析

  • 執筆者の写真: MJ ueno
    MJ ueno
  • 2019年11月15日
  • 読了時間: 1分

Harbin Engineering Universityら研究グループが、傾斜した基板への液滴の衝突過程を分析しました。

この研究成果は、Annals of Nuclear Energyに掲載されています。


この記事は下記論文の紹介記事です。

論文:

Chen, Bowen, et al. "Experimental study of droplet impacting on inclined wetted wall in corrugated plate separator." Annals of Nuclear Energy 137 (2020): 107155.


同研究グループは、傾斜した濡れ壁に衝突する液滴の観察を、ピクセル分析法と高速写真技術を組み合わせることにより実施しました。

様々な傾斜角に対し、複数のウェーバー数を有する液滴を衝突させ、衝突時における前方と後方への濡れ広がりの様子を観察しました。


液滴の衝突過程(Science Direct HPより)
液滴の衝突過程(Science Direct HPより)

低速度での傾斜面への液滴の衝突により、液の濡れ広がり、部分的なリバウンド、完全なリバウンドを確認したとのことです。

分析の結果、傾斜角は濡れ広がり方に大きな影響を与えることが判明しました。一方で、ウェーバー数の影響は小さいことを確認しました。

また、傾斜角度を大きくすることでミルククラウン現象が発生する上限のウェーバー数と下限のウェーバー数が増加したとのことです。


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